オペレーターという仕事について

去年の4月から新卒として今の職場(証券会社のオペレーター)として働いていたのですが、今月の15日で退職することになりました。

深いトンネルの中をひたすら彷徨っていた一年間で、正直平日だろうが休日だろうが一瞬たりとも心が安らいだ日ってなくって、仕事の意味とか、人生とか、自分のこととかひたすら考えて、手帳に書いて、悩んで、泣いていました。

結果的にあと2週間で辞めることになったのですが、去年の夏から辞めたいという気持ちは常にあって、その度に周りの社会人の先輩方に言われたのが「今辞めない方がいい」ということ。


「辞めたい」と思った時に辞めた方がいいのか、辞めない方がいいのか、ということなんですけど、私は正直、どっちがいいかはわからないと思います。
私は周りの声を参考にして、結果的に1年続ける、という形になりましたが、もしかしたら去年の夏辞めたら思いもよらない出来事や人と出会っていたかもしれないし、もうそれは仮定の話だからわからないと思うんですよね。一概に続けるべきとは言いたくない。

ただ、私は続けたことで本当に今までの人生の中で一番濃い時間を過ごすことができました。
オペレーター業だったからこそ、自分の自信のなさという決定的なウィークポイントに気づくことができたし、大の苦手な仕事だったからこそ、自分の性格や気持ちとの付き合い方がちょっとわかってきたし。
日本全国の人と電話で話すことができるという特殊な環境はほんっと、人間いろんな人がいるんだなーーと実感できたのと同時に、なんだかんだ、いい人も多くて捨てたもんじゃないなーーと思いました。強くて優しい人になりたいという目標もできたし。

私はなんだか年々不器用になっているようなんですが、できなくても、わからなくても、ただひたすら頑張る、もがくことで、ちゃんと見てくれている人がいるっていうのもわかった。「努力は報われる」っていうけど、ただ単に結果がでるという意味ではなくて、努力はすればするほどその人にとってプラスになっていくんだなぁと

いやぁ、ほんといい経験になりました。
まさか自分が「やってよかった」って気持ちで退職できるなんて思いもしなかった。
まだ2週間あるから頑張りますけどね。とりあえず週末。